永遠の0
3年ほど前に原作は読んではいたけど
映画になると知ってからずっと観たくて
先日ようやく観てきました。
やはり戦争という大罪に更なる
嫌悪感を覚えたのは言うまでもなく
これまでの戦争映画とは違う展開に所々にグッときた。
涙?
可哀想とかそんなのではなく、
悔しい怒りの涙が溢れて止まらなかった。
尊い命を犠牲にして行きついたこの国の今は
皆様の期待や夢に応えているのだろうか?
そんな思いが込み上げて悲しくて仕方がなかった!
「もう10年もすればあの戦争を語り継ぐ方々がこの世にいなくなる、
その前に伝えることが出来て良かった」
その言葉が心に残る。
およそ30年もの間、戦争が終わったとも
知らず戦地で身を潜めて生き続けて来られ、
その後無事帰還されたあの小野田さんも先日天に召された。
日本の姿をつぶさに見、
誰よりもこの国を憂えたお一人が
いやそれ以上かもしれない。
小野田さんは30年間の潜伏の日々を失った時間ではなく
自分にとって必要な月日だったとおっしゃった。
凄い!
前向きにもほどがある。
とおっしゃった。
共に戦った仲間が死に絶えていく姿を
何度目の当たりにしたことだろうか?
考えるだけで胸が苦しくなる。
誰よりもこの国を、人を愛した小野田さん。
「永遠の0」でもそんなセリフを何度も聞いた。
人は人によって在る!
人と人は醜く争ったり傷つけあうかと思えば、
心を寄せあったり愛し合ったりする。
人間に必要で大切なものは地位でも名誉でも金でもない 「人間」!!
心を満たしてくれるのは人の愛や優しさやその存在そのもの。
だから、、、、、、大切にしなくちゃ!
生涯をこの国の為に、
自らの体を心を捧げ続けて来られた小野田さん。
心からご冥福をお祈りします。